ガレット galette

ガレットと聞けば、この食べ物を思い出される方も多いかもしれません。日本でも最近、クレープ・ガレット専門店が出てきましたよね!

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これはデザートではなく、そば粉でつくられた、メイン料理としてのクレープです。当校ジャルダン・フランセの校長ローラン、講師二コラの出身地ブルターニュの名物でもあります。

ガレットはよくシードルと一緒に食べられます。シードルとはこれもブルターニュ地方の特産品で、発泡性のリンゴ酒です。フランスのスーパーなどでは、だいたい同じメーカーの同じ種類のシードルでも、cidre brut(辛口シードル)とcidre doux(甘口シードル)の2種類が生産されています。日本ではシードル自体なかなか手に入らないので、フランスに行かれた際はここぞとばかりに楽しんでください!個人的にはbrutがおススメです(^^♪

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さて、ガレットの話に戻りますが、galetteとはフランス語で、≪円くて平たい形のもの;円くて平たいビスケット・クッキー・パイ≫という意味があります。必ずしも日本で有名なそば粉のクレープというわけではありませんので、この写真のスイーツもベリーのガレットと呼ぶことができますね。

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フランスに住んでいて欠かせないガレットのひとつとしては、galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)というパイがあります。≪roi(ロワ)とはフランス語で王様≫

galette des roisこのガレットはアーモンドクリームが入っているパイ菓子で、1月6日の公現祭に家族や友達と切り分けて食べます。公現祭とは幼子イエスがベツレヘムで東方の三博士の訪問・礼拝を受けたことを記念する日です。

ガレット・デ・ロワの中には、fève(そら豆) des Rois/フェーヴ・デ・ロワと呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っていて、これが当たった人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれています。l-epiphanie-rois-mages-galette-feve-4305703

フランスの子どもたちは新年を迎えると、自分がroi de la fèveになる権利を引き当てる日を楽しみに待っています!

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