ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)

Bonne annee!

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします!

さて今年初のブログのテーマは、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)についてです。

フランス語でガレット(Galette)とは円形のお菓子。ロワ(Roi)は、王様です。つまり「王様のケーキ」という意味になります。

この焼き菓子は、毎年1月6日のキリスト教の公現祭:エピファニー(Epiphanie)に食べる習慣があります。

フランス語会話学校ジャルダン・フランセ

公現祭:エピファニー(Epiphanie)とは…

誕生したイエスのもとへ東方の三博士(Rois mages)が来訪したことを祝う祭りのことをいいます。つまり、ご公現(神が公に現れる)をお祝いする日です。本来は1月6日ですが、1月6日が日曜日でない年は1月6日の後の最初の日曜に祝います。フランスだけではなく、キリスト教の国において意味のある大事な日なのです。

なるほど~、だから王様は複数形(des rois)となっているのですね^^

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フランスの地方によって若干違いもあるようですが、一般的にはパイ生地にアーモンドクリームが入っています。

そして、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)の楽しみは、パイの中に「そら豆」フェーヴ(feve)が仕込まれていることです。もともと乾燥した豆を使っていたのでそう呼ばれていますが、今では陶器製の可愛い人形が使われています。

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~コレクターもいるとか~

食べる時にはフェーヴ(feve)が自分のパイの中にあるかもしれなので、注意して噛んで下さいね。フェーヴ(feve)が入ってることを祈りつつ^^

切り分けたガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)の中からフェーヴ(feve)が出てきた人は、王様(女王様)になれます。紙製の金や銀の王冠が与えられ、幸運が1年間継続すると言われていますよ☆彡

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フランスでは新年が明けると、皆で分け合って食べる集まりが催されたりします。皆で一緒に食べるのは、ゲームの要素もあって楽しいですね。

そして、毎年選ばれたパティシエ達によってフランス大統領のために巨大なガレットが作られています。1975年から続いている行事だそうですよ。なんと大きさは直径約1.2m、重さは約30キロ!巨大ですね~。

ちなみに、大統領自ら切り分けるこの巨大なガレットには、フェーブも入っていないし、王冠も無いそうです。

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~何人分のガレットなのでしょうか!?~

現在では、日本でも多くのパン屋さんで提供されていますね。

今年は、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)でお祝いしてみるのはいかがでしょうか?

それでは、また! A bientot!

ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。

詳しくはホームページへ!https://au-jardin-francais.com