国際コンテンポラリーアートフェア-FIAC(Foire Internationale d’Art Contemporain)
Bonjour!!
今回は、国際コンテンポラリーアートフェア-FIAC(Foire lnternationale d’Art Contemporain)についてです。
世界中からコレクターやバイヤーが集まるこの大イベント”FIAC”は、毎年10月の初めに、パリのグラン・パレ国立ギャラリー(Grand Palais)で開催される現代アートフェア。”FIAC”のメインの活動はアート作品の売買で、世界中から厳選されたギャラリーが集結します。そして個人アート・コレクターから企業財団、美術館などの国公立コレクションの責任者まで幅広い人達が買い付けに訪れます。もちろん一般の方も大歓迎!買う買わないは別として、「自分だったらどのような作品がいいかな?」という視点でアート作品を見てみるとまた違った自分の世界観の発見があるかもしれませんね。そして、国やギャラリーごとに違いを見て回るのも楽しいかもしれません♪ 2016年は10月20日~23日の間開催されます。
さて、会場である、グラン・パレ(Grand Palais)について少しお話ししますね(^^)
グラン・パレ(Grand Palais)は、フランスのパリ8区にある大規模な展覧会場・美術館です。(全長240メートル、高さ45メートル)1900年のパリ万博博覧会のメイン会場としてシャンゼリゼ大通りとコンコルド広場の中間に建設されました。4人の建築家が設計に携わり、19世紀末の建築様式をそのまま取り入れた鉄骨とガラス張りの屋根が印象的な建物です。下記のガラス張りの屋根の写真に見覚えがある~という方もいらっしゃるのでは?今ではパリにはなくてはならない建造物ですね。
グラン・パレ(Grand Palais)の中央には、La Nefと呼ばれるスペースがあり、ここで色々な特別展が行われます。例えば…パリコレの時期には、有名ブランドのコレクション発表の場として使用されているのです。
グラン・パレ(Grand Palais)に行った際には、是非向かいにあるパリ市立美術館、プティ・パレ(Petit Palais)にも寄ってみてください。プティ・パレ(Petit Palais)も、グラン・パレ(Grand Palais)とともに、1900年パリ万博の際に造られました。その後、パリ市立美術館として一般に開放されていて、古代文明から20世紀にいたるまで幅広い美術品を常時展示しています。(常設展は無料)中庭には気持ちの良いカフェレストランが設置されているので、美しい景色の中、優雅な気分で休憩♪なんていいですねっ。
ところで、パリの市内地図を見ているとよく”palais “という文字を見かけませんか?“palais”はフランス語で「宮殿」や「(公共の)大きな建築物」の意味です。現在では政治の舞台や美術館等に使われており、どれもパリにとって重要な役割を果たしている事には変わりありません。パリの散歩中の目印として知っていると便利かもしれませんね(^^)