カンヌ国際映画祭 Festival International du Film de Cannes
今年も5月13日から24日までおこなわれていたカンヌ国際映画祭が無事終了しました。1946年にフランス政府が開催して以来、毎年5月に南仏カンヌで開かれています(1948年、1950年は中止になったようですが…)。この映画祭は、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭とあわせて、世界三大映画祭と呼ばれています。
カンヌ国際映画祭の特徴としては、国際見本市も併設されていることです。こういったマーケットが映画祭と併設されているのは、カンヌ国際映画祭だけで、数千人の映画製作者、バイヤー、俳優などが揃い、世界各国の映画配給会社へ新作映画を売り込むプロモーションの場となっています。
そういう理由も重なり、カンヌ国際映画祭は世界中のマスメディアから多大な注目が集まり、毎回全世界から数多くの俳優、映画製作者が出席しています。
この映画祭の最高賞、パルムドールという言葉はテレビなどで聞いたことがあるかもしれません。これはもちろんフランス語で、palme d’orと書きます。palmeはシュロの枝[葉]や栄誉、orは金を意味しています。
シュロの枝がカンヌ市の紋章であることから、パルムドールのトロフィーにはシュロの枝のデザインが用いられることとなりました。
2015年のパルムドールには、ジャック・オデアール監督のフランス映画『ディーパン』が選ばれました。
残念ながら、今年はどの部門でも日本人が受賞することはできませんでしたが、来年に期待しましょう(^^♪