ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。
詳しくはホームページへ!https://au-jardin-francais.com
フランスのクリスマスマーケット:マルシェ・ド・ノエル
フランスの12月の風物詩といえば、マルシェ・ド・ノエル(Marché de Noël、クリスマスマーケット)。街の中心の広場に、かわいらしい小屋や屋台が設置され、クリスマスの雑貨やプレゼント用の品物、食べ物やホットワインなどが売られています。
今回は、クリスマスマーケットの文化と歴史について見てみましょう。おうちでフランスのクリスマスマーケット気分を味わえる、赤と白のホットワインのレシピもありますよ!
クリスマスマーケットとは?
アドベント(クリスマス前の1か月間)の期間に行われるイベントで、ヨーロッパでは現在は市町村が主催しており、商業目的や、学校のクリスマス・年末年始休暇と重なることから、クリスマス後も数日間、長いところでは年明けまで開催されています。小屋や屋台風の店舗、観覧車やスケートリンクなどのアトラクション、クレッシュ(キリストの生誕を人形で再現した模型)、クリスマスツリーやイルミネーションなどの飾りがあり、この時期のお出かけ・観光スポットになっています。サンドイッチやキッシュ、ジャガイモのグラタンといった軽食、その地方の郷土料理(ザワークラフト、クレープなど)、クッキーやお菓子、ホットワインやホットチョコレートといった温かいドリンクもあるので、食べ歩きも楽しいですよ。クリスマスの雑貨をお土産にしてもいいですね。
クリスマスマーケットの歴史
世界初のクリスマスマーケットは、1393年にドイツのフランクフルト・アム・マインで行われた「聖二コラのマーケット」でした。公的な記録のあるものとしては、ザクセン選帝侯フリードリヒ2世の治世で1434年にドイツのドレスデンで行われたのが初とされています。ただし当時はクリスマス前の月曜日の朝市のことで、クリスマスマーケットの名前では呼ばれていませんでした。16世紀の宗教改革後、聖人と区別するために「御子キリストのマーケット」と呼ばれたのがクリスマスマーケットの名前の始まりです。そしてストラスブールで1570年から、ニュルンベルクで1628年からクリスマスマーケットが行われました。
ヨーロッパ各国で頻繁にクリスマスマーケットが開催されるようになったのは、1990年代半ばのことです。それまでの市場だけでなく、現在のような小屋や屋台、デコレーションやアトラクションなどが設置され、より商業的なものになりました。
ストラスブールのクリスマスマーケット
フランスのクリスマスマーケットで最も有名なのが、アルザス地方のストラスブールのクリスマスマーケットです。その歴史は1570年にさかのぼり、メイン会場のひとつ、ストラスブール大聖堂前の広場には、19世紀から現在まで小屋や屋台が出店しています。クレベール広場の巨大クリスマスツリーも見逃せないスポットです。
パリのクリスマスマーケット
首都パリのクリスマスマーケットも負けていません。巨大観覧車からスケートリンク、お化け屋敷までアトラクションの充実したチュイルリー広場(以前はシャンゼリゼ通りで開催)のマーケットや、デファンス地区の大規模なマーケットをはじめ、ノートルダム大聖堂前やサンジェルマンデプレ地区など、数か所で開催されています。
※2020年は中止、ノートルダム大聖堂前とサンジェルマンデプレは開催
おうちで作れるホットワインのレシピ
クリスマスマーケットは屋外で行われるので、長時間外にいるのが辛いほど寒いこともあります。そんなときに冷えた体を温めてくれるのが、ホットワイン!
アルザス地方の白と赤のホットワインのレシピをご紹介します!
アルザスの白ワインで作るホットワイン
材料:アルザスの辛口白ワイン(シルヴァネール、ピノ・ブラン、リースリングがおすすめ)1リットル、オレンジ1個、レモン半分、シナモンスティック1本、スターアニス(八角)2~3個、砂糖10g、水100ml
作り方:オレンジとレモンは適当に切っておきます。白ワインをお鍋に入れ、香りが飛ばないようふたをして、沸騰させないように気を付けながら弱火で加熱します。温まったら他の材料を入れて、シナモンスティックはホットワインに香りが移ったら取り除きます。耐熱グラスやマグカップに注げばできあがり。お好みで砂糖を追加してください。
赤ワインで作るアルザス風ホットワイン
材料:赤ワイン750ml、オレンジ1個、レモン半分、シナモンスティック1本、クローブ(丁子)2~3個、スターアニス(八角)2個、ナツメグパウダー少々、砂糖125g
作り方:オレンジとレモンは適当に切っておきます。お鍋に赤ワインとスターアニスを入れ、沸騰しないように様子を見ながら数分間温めます。温まったら他の材料を入れ、沸騰させないように弱火で10分ほど加熱を続けます。耐熱グラスやマグカップに注げばできあがりです。
アルザスの赤ワインは珍しく入手が難しいので、その他の地域や国のフルーティーな赤ワイン(ピノ・ノワールやメルローなど)でもおいしくできますよ。残ってしまったボジョレーヌーボーの消費にもぜひどうぞ。
今年はおうちでフランスのクリスマスマーケット気分を味わってみませんか?
ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。
詳しくはホームページへ!https://au-jardin-francais.com
****************
ジャルダン・フランセの人気ランキング
① 生徒さんが選んだ面白い本ランキング
パリの生活ってどんな感じ?日本人作家がユーモアで語る。
大人が楽しめる子供向けの絵本です。パリのことをいっぱい学ぼう!『完全フランス語』
Mes années pourquoi 『Paris』をチェック
憧れな南仏「プロバンス」の雰囲気を味わえる素敵な本です。是非一度呼んでみて!
② おすすめのフランスガイドランキング
人気シリーズ「aruco」からのとても便利ガイドとなります。フランスの旅行がもっと楽しめる!
フランス旅行の準備に必要になってくるセーフチョイスのガイドだと信じています。
ワンランク上の旅行を楽しめるコツがいっぱいで嬉しい。