フランスの大セール、冬のソルド（soldes）

政府が決める大セールの日程

フランスの大セールの日程は、毎年政府によって決められます。冬の大セールは全国一斉開始で、1月の第2水曜日から4週間開催されます。第2水曜日が12日以降の場合は、第1水曜日に始まります。今年は特別に、1月20日開始です。

夏の大セールは、地域ゾーンごとに開始日が異なります。バカンスの開始時期や、周辺諸国の大セール日程などを考慮して政府が定めた日程で始まり、期間は6週間です。

大セール前のお得意様特別デー

セール品の購入はもちろん早い者勝ちで、良いものはすぐに売れてしまいます。近年は、大セール開始前の数日間に、ポイントカードやアプリなどの会員の顧客を対象に、お得意様特別セール（ventes privées；ヴォント・プリヴェ）を行うお店が増えています。会員登録をしてもらい顧客を囲い込むのが目的ですが、会員になると、商品の選択の幅が広いお得意様特別セール期間のうちに、良いものを一足早く安く購入できるメリットがあります。

どんどん下がる、セール価格

大セールの商品の価格にはまず、大セール開始時の1次値下げ（1ère démarque；プルミエール・デマルク）があります。店舗は大セールの2週目から、2次値下げ（2ème démarque；ドゥズィエム・デマルク）でさらに値下げすることができます。それでも売れ残ったものを、3次値下げ（3ème démarque；トロワズィエム・デマルク）や最終値下げ（dernière démarque；デルニエール・デマルク）で破格の値段で売るお店もあります。待てば待つほど安くなりますが、お目当ての商品が売り切れてしまわないか心配ですね。