革命記念日(Fête nationale)

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今回は、革命記念日(Fête nationale) についてです。

革命記念日(Fête nationale) は、フランスで7月14日に設けられている、フランス共和国の成立を祝う日です。7月14日はバスティーユ牢獄襲撃に由来するフランス革命を記念した建国記念日。

フランス語ジャルダン・フランセ

バスティーユ牢獄とは、本来は要塞で、高さ30mの城壁と幅25mの濠でかこまれていました。このような要塞はフランス全土に30ほどあり、特にパ リのバスティーユ要塞 は17世紀頃から牢獄として使われ、王政に反対する人々が確かな理由もなしに収容されていました。つまりバスティーユ牢獄は専制政治の象徴だったのです。

ルイ16世は国民議会の成立に対抗し、民衆の動きを封じようとして、全国から2万の軍隊をヴェルサイユに集めようとしました。また保守的な貴族に動 かされて、武力で議会を弾圧し、自由主義的改革を進めていたネッケルを罷免しました。国民に人気のあったネッケル罷免の事実がパリ市民に伝わると、国民議 会を支持する市民が武装蜂起しました。この日の朝、民衆は廃兵院で武器を奪ったのち、バスティーユ牢獄に弾薬と火薬があるという噂を聞きつけ、群集で押し 掛けました。牢獄の守備隊は弾圧され、囚人を開放し、弾薬・火薬を奪いました。これがきっかけでフランス全土の農民が領主の館を襲撃し始め、旧体制に対す る不満が一斉に噴き出して、フランス革命が始まったのです。

このような理由で7月14日はフランス人にとって重要な意味を持つ日となりました。

 

フランス語ジャルダン・フランセ

 

日本ではパリ祭とも呼ばれていますが、それは日本だけの呼び方で、これは、革命記念日を題材としたルネ・クレール監督の映画 『Quatorze Juillet(7月14日)』 が邦題『巴里祭』として公開されヒットしたためのようです。

この祝日には、1年で1度しか見られないシャンゼリゼ大通りでの軍事パレードやエッフェル塔での花火が楽しめます。長期夏休みを取る習慣があるフランス人にとってもバカンス直前の大イベントにもなりこの日パリ市内は大いに盛り上がります。

午前中は、フランス大統領が指揮を取る陸・空・海などフランス軍が一同にそろう大規模な軍事行進パレード。開会として行われる現フランス大統領のパレードや戦闘飛行機による航空ショーなどが毎年話題に。

フランス語会話学校ジャルダン・フランセ

夜になると、花火が♪パリで花火見物ができるのは、この日だけ。エッフェル塔を囲むように放たれるダイナミックな打ち上げ花火は一見の価値あり。花火は毎年テーマが変わり、日本の花火とはひと味違ったフランス風の打ち上げ演出が楽しめます。

当校でも「パリ祭」開催します♪ 皆様のご参加をお待ちしております!詳細はコチラから。