食べても塗っても魅力的なエスカルゴ
かたつむりといえば日本では虫の一種であるというイメージが強いですよね。
近年では某イタリアンチェーンレストランなどで気軽に食べられるようになり、身近に感じられる人も増えたかと思いますが、そのかたつむりもフランスに行けば格の高い食材として扱われます。
エスカルゴはブルゴーニュが名産ですが、現在では天然のエスカルゴはほとんどいなくなってしまいました。
希少価値の高いポマティアという名前のブルゴーニュ種のエスカルゴを育てることは非常に難しく、他の養殖のものと比べると期間も数倍かかるといいます。そんなポマティアの養殖を世界で初めて成功させた企業が日本の三重県にあります!三重の松坂にあるエスカルゴ牧場は、自然成長だと3年かかるポマティアを独自の技術で約4か月で育てることができるそうです。そこでは、完全予約制ではあるものの、ポマティアを使ったフルコースも味わえることができます。行ってみたい!!
フランスでの養殖はというと
エリクス・マキシマ・アスペルサ(通称:Gros gris/グロ・グリ、大きい灰色のもの)
エリクス・アスペルサ(通称:Petit gris/プチ・グリ、小さい灰色のもの)
の2種類が主で、本物のエスカルゴは天然のエスカルゴ・ドゥ・ブルゴーニュのみです。
一般的にプチ・グリは内臓ごと食べることができ、グロ・グリより身が硬いといわれています。
エスカルゴの粘液は非常に強い再生能力を持っており、火傷をしたときにも使われることがあるとか。その効果を利用し、日本でもカタツムリの粘液が入った基礎化粧品が販売されていますよね。決してお手頃とはいえませんが・・・
このようにエスカルゴは食べても美味しい、化粧品としても効果の高い、魅力的な生き物なのです(*^-^*)