Cordes-sur-Ciel(コルド・シェル・シエル)
Bonjour!
先日生徒さんに、Toulouse(トゥルーズ)のお土産を頂きました。素敵なポストカードとお菓子
Toulouseといえば…クイズ第29弾で出てきた街ですね。別名“バラ色の街”と呼ばれています。
ポストカードには「天空の城ラピュタ」のモデルとも言われているCordes-sur-Ciel(コルド・シェル・シエル)のイラストが。
Cordes-sur-Ciel(コルド・シェル・シエル)は、Midi-Pyrenees(ミディ=ピレネ)地方に位置し、フランスの南部のトゥールーズから電車で約1時間のところに位置するAlbi(アルビ)にあります。
南西フランスにある小さな村の一つCordes-sur-Ciel(コルド・シェル・シエル)。
その名前も「天空のコルド」という意味があり、向かいの丘から見渡す姿は名前通りの素晴らしい眺め。
小高い山の上にあり、最も高いところで標高約300m、低いところで約160mです。村の中に入ると、石畳の急な坂道沿いに石造りの家並みが続き、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。
Albi(アルビ)についても少しお話ししたいと思います。ムーラン・ルージュなどのポスターで有名な画家Henri de Toulouse-Lautrec(アンリ・ド・トゥルーズ=ロートレック)の生まれ故郷として知られるこの地方。
街は「アルビの司教都市」として2010年にユネスコ世界遺産に登録されています。主な対象は、①ベルビ宮殿②サント・セシル大聖堂③サン=サルヴィ参事会聖堂などの宗教建築と、旧市街の中世の街並み。
① ベルビ宮殿(Le Palais de la Berbie)について…
現在はトゥールーズ・ロートレック美術館(Musee Toulouse-Lautrec)となっているベルビ宮殿には「フランス風庭園」と言われるとても美しい庭があります。丁寧に剪定された低い庭木で模様が作られているので毎年庭全体の形に変化はありませんが、その内側に植えられる花が変わるので、年によって庭園の雰囲気が随分変わります。
余談ですが、“Palais”の単語、またもや登場しましたね!(Palaisについての以前のブログ)
~フランス風庭園~
~トゥールーズ・ロートレック美術館(Musee Toulouse-Lautrec)~
② サント・セシル大聖堂(La cathedrale Sainte-Cecile)について…
アルビの町を見下ろすように佇む大聖堂。レンガで覆われた典型的な南仏ゴシック様式の聖堂は1282年から1480年に掛けて建てられたもので、高さ78メートルの尖塔は町を見下ろすようにそびえています。レンガ造りではフランス最大の建物で、城塞のような独特の雰囲気にカトリック教会の威厳を感じることができます。
~横から~
~正面から~
③ サン=サルヴィ参事会聖堂(La collegiale Saint-Salvi)について…
アルビで最も古い建物の一つで、聖サルヴィという6世紀に実在した人物の名前を冠しています。そこにある回廊は、1270年に建造が開始されました。フランス革命時に回廊や聖堂の一部は破壊されましたが、再び19世紀に教会として再利用されたそうです。現在は南回廊のみが残っています。
~幻想的な回廊~
中世、アルビは建築資材となる石がとれなかったため、建物は全てレンガで建てられたそうです。このような理由のため、オレンジ色のレンガと赤褐色の瓦が印象的な街で別名「赤い街」とも呼ばれているそうですよ。
素敵ですね☆このブログを通してフランスの魅力を少しでも感じて頂ければ幸いです^^
これからも、フランスの色々な事を発信していきますね。
それでは、また! A bientot!!