ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。

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Bonjour!

Surimi(カニカマ)のルーツを紹介した動画パリ・メトロの改札音の秘密を紹介した動画、と2回連続でフランス語の動画を紹介してきました。

これらの動画は全て「Depuis quand(いつから)」というフランス語の人気番組で、身の回りにあるもののルーツについてジョークを交えて面白く、でもちょっと真面目に紹介しています。

今回は、SNCF(フランス国鉄)の放送音にまつわるエピソード。

フランス国鉄(長距離列車のTGVなど)に乗る時、電車が来るときやお知らせのアナウンスの前に「ド・ソ・ラ♭~ミ♭♪」という短いメロディーが鳴ります。

フランス国鉄に乗った事がある人は、きっと聞いたことがあると思います。でも、だからってあまり気にしない人の方が多いと思いますが、音楽が存在するという事は誰かそれを作った人が必ずいるという事ですね。

ではこのメロディー、どんな風にできたのか見てみましょう。どうぞ。

動画はフランス語字幕つきで、日本語にも訳したものを下部に載せましたので、聞き取りに挑戦してみてくださいね~。

Facebookより引用(字幕付き)

https://www.facebook.com/dpquand/videos/2055902107957940/

♪(テーマソング)身の回りのあれこれ、いつから存在しているんだろう?

私たちは知らない~ いや私は知っている!♪

SNCFのテーマ音は、いつから存在するのか?

あなたはポワティエ(*フランス中西部あたりの中都市)にいて、悲しい。

何故ならあなたはポワティエにいるから。

そして突然・・・

(♪SNCFのテーマ音♪)

ポワティエが陽気になりました。

以前、SNCFのテーマ音はこうでした:

(♪古いSNCFのテーマ音♪)

3つの音とアルペジオであまり特徴もなく、これを覚えている人は少ないでしょう。

今では、4つの音で・・・

(♪新しいSNCFのテーマ音♪)

超セクシーな女の子が浴室で歌っているような気がします。

(♪SNCFのテーマ音を口ずさむ♪)

さて、古いテーマ音から新しいテーマ音の間に一体何が起こったのでしょう?

もちろんその間にはある人物がいます。

Michaël:「こんにちは、Michaël Boumendilです。私は自分のチームと一緒にSNCFのテーマ音を作りました。」

Michaël Boumendilは1971年4月25日、Sarcelles(サルセル)に生まれました。

彼の世代がみんなそうだったように、きつく締まったタートルネックを着て子供時代を過ごし、そして青年時代はぶかぶかのトレーナーでした。

彼は商業を勉強し、そして1995年に会社をつくりました。

明確に言うと、音声をデザインする会社です。

つまりあーでもない、こーでもないと言いながら音楽を作っている会社です。

2004年、SNCFはMichaëlに従来のテーマ音に代わる音楽を作る事を依頼します。

Michaëlは多くの違ったメロディーを試作しましたが、同僚たちとメロディーをある日こんな風に作っていたら・・・

(♪長調のSNCFテーマ音)

「うう~~~ん、悪くないけど何かが足りない・・・短調にしてみたらどうかな?」

(♪短調のSNCFテーマ音)

そうして2005年3月15日の朝、SNCFの新しいメロディーが放送されることとなりました。

最初に放送された時、フランスの駅では・・・・

(♪SNCFテーマ音)

Michaël:「最初に放送された日、リヨンの駅の隅っこで半日ほど隠れて人々の反応を見ていたんです。

でも誰も新しいSNCFのテーマ音だと気付いていませんでした!何か歌の最初だけ聴こえてきたのか、テクニカルな問題が起こったような印象だった様です。」

では歌っている女性は一体誰なのか?

1人の女性ではなく、実際は2人の女性です。

2人の女性は歌っているのが自分だと知られることを望んでおらず、歌っているのが自分たちだと知りたくもない!と・・・とにかく、誰が歌っているのかは分かりません。

歌っているのは彼女かもしれないし、それともこの女性、それともこの女性?・・・不明です。

きょう日、SNCFのテーマ音は1日に100回~150000回鳴るとも言われています。(*回数に差があるのはストライキのせいでしょうか?)

1秒に2~3回鳴っているという事になります。

(♪鳴りまくるSNCFテーマ音)

タンゴ調にアレンジする人や、エレクトリックミュージックにする人も・・・。

なんと「ピンク・フロイド」(イングランドのロックバンド)のギタリストDavid Gilmourは彼の曲の中にSNCFテーマ音を取り入れています。

ともかくポワティエの駅は明るくなったので、SNCFメロディーを使ったマイ・バージョンを作曲してみました。

(♪オリジナルヴァージョンのSNCFミュージックをお楽しみください~)

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たった4つの音でできたテーマ音ですが、色々と試行錯誤して作られたものだったのですね。

音が少ないだけに音をほんの少し変えるだけでぐっと印象が変わることがよく分かる動画でした。

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