ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。
詳しくはホームページへ!https://au-jardin-francais.com
Bonjour ❕ コロナ規制から完全に開放された今年の夏は、フランス旅行や留学を計画されている方も多いのでなないでしょうか? 実際にジャルダン・フランセでも多くの学生さんや、OLの方が夏休みを活用してフランス旅行に出かけたり、延期になっていた留学を実現させたりとこの3年間に養ったフランス語力を発揮できる機会を掴んでおられます!
会話もある程度耳慣れてきたら、現地でネイティブ(特に若者)がどんな会話をしているかも気になるところですよね。 そこで、これからはフランス語の代表的なスラングをご紹介していきたいと思います♪ 日常的に普通に使われているスラングを少しでも理解できたら映画のセリフも聴き取れる場面が増えてフランス語学習ももっと楽しくなりますよ~(^_-)-☆
さて、今回第1弾では、逆さ言葉(verlan:ヴェルラン)です。
Le verlan(ヴェルラン)とは?
日本でサングラスをグラサンと言ったり、一昔前はハワイをワーハイと言ったりしましたね。
Z世代以降の皆さんはご存じないと思いますが(笑)
フランス語でもこのような「逆さ言葉」の文化が存在し、現在でもフランスの若者の間でスラングとして使われています。
実は「ヴェルラン:verlan」は、「逆」を意味する「l’envers(ランヴェール)」の「l’en(発音lan)とvers(発音ver)をひっくり返した造語です(笑)
フランス語の単語を音節で切って、逆さにして作られるの言葉ことです。Verlan という単語自体も、L’enversという言葉を逆さにし、
l’en/vers → vers/l’en → verlen → verlan
という風にできた言葉です。
Le verlan(ヴェルラン)の経緯と役目
もともとは1960年代にシークレットコードのようにパリのフリーガンの間で使われていいましたが、その後人気歌手の歌詞の中でいくつかヴェルランが使われるようになりフランス全土に広がっていき特定の集団がその仲間の間でのみ使用していました。
また、1980年代には、犯罪組織が警察に会話がバレないように組織内のグループで使われていたり、また、社会の中で目立ちたい若者の間でも流行を追う意味で使われていたようです。
Verlanは1990年代までよく使われていましたが、その後しばらく下火になり、2016年頃からリバイバルで現在に至り再加熱中。ここ数年で表現も増えてきており、世代で言葉も変わっています。その使用目的も、今では友達との会話が親にバレないようにと言うのが主な目的のようで、単なる流行りというよりも、特定の集団の親密性を高める機能を果たしている感じですね(笑)
どんなverlanがあるの?
ではよく使われるヴェルランをいくつか見ていきましょう!
ちなみにこのverlan になれる単語は2音節の言葉に限ります。その音節が単純に逆になってるだけなのです。そして、もちろんですが、これらは辞書で調べても出てきません!!(笑)
- bonjour → bonjour こんにちは
- merci → ci-mer ありがとう
- un café → un féca カフェ
- le métro → le tromé 地下鉄
- une famme → une meuf オンナ・恋人、アイツ 注)famme は女性・妻
- fou → ouf クレイジー・狂ってる
- bizarre → zarbi ヘンだ
- la famille →Mifa/mif 家族
- un chien → lench 犬
- moi → wam 私、僕、オレ
- méchant → chanmé 意地悪な
- discret → skred こっそり
- un monstre → stremon モンスター
- C’est fou → C’est ouf 馬鹿げた
注)中にはfamme →meuf のように少しニュアンスが変わったり屈辱的な意味にることもあるので注意しましょう!
如何でしたか? 訳の分からない聴きなれない単語でもverlanとわかれば、そうか!と聴きとれるだけでも嬉しいですよね♪ これからますます留学の機会とかも増えてくるかと思うので、慣れてきたら現地のお友達をお相手に驚かせてみてはいかがでしょうか??