フランスのクリスマス

今年は例年より５日ほど遅い紅葉の時期を迎え、きづけばもうすぐ１２月。

そして、１２月といえばクリスマスですね。

フランスの街中ではイルミネーションやクリスマスマーケットが見られる頃で、24日は家族と過ごす大切な日。日本でいうお正月でしょうか。

日本では25日の朝の枕元に置かれているサンタクロースからのプレゼントですが、フランスではクリスマスツリーの下に置かれ、子供はもちろんの事、大人も含めた家族全員分のプレゼントが届きます。

また、キリストが生まれた様子を再現した「Crèche クレッシュ」が教会や街中、そして家庭内でも飾られます。

キリストが産まれたといわれる家畜小屋を中心に、マリア様、ジョセフ、家畜、街の人々などの人形が置かれます。よく見ていると不思議なのが、中心がぽっかり空いており、肝心なキリストが居ません。

そう、赤ちゃんのキリストは24日から25日へと日付が変わる頃に置かれ、クレッシュは完成するのです。

ですが、現代では食事や話に花が咲き、12時になる前にキリストを置く家庭も少なくないとか・・。

そうは言ってもミサに参列する人々も多く、賑やかさの中に今でも厳かな雰囲気が残るフランスのクリスマスです。