ジャルダン・フランセでフランス語を習ってみませんか。

詳しくはホームページへ!https://au-jardin-francais.com

Bonjour!

前回、カニカマ(Surimi)の起源について紹介しているフランス語の動画を紹介しましたが、

今回も同じシリーズの動画を紹介したいと思います☆

今回のテーマは「Navigoのタッチ音はどのようにして生まれたか」

パリへ観光に行ったらメトロを使う人も多いと思いますが、

在住者にとっては最もよく使う交通手段の1つでしょう。

近年は特に都心の排気ガスを減らすために車の規制も厳しくなってきていますし、

メトロはパリジャンの足となっています(まぁ、ストライキも多いのですけど・・・)。

さて、パリのメトロにはNavigoという非接触型IC定期券があります。

このNavigoで改札をタッチすると「ピーン♪」と音がしますが、定期券が無効であったり、何かエラーがあると

「ブー」という音が鳴り、通れません。

何て言う事はない、普通に改札の効果音なのですが、実はこの効果音には秘密が隠されているのだそうで・・・

字幕付きの動画を引用しますので、聞き取りに挑戦してみてください。

動画の下部に和訳も載せておきます☆

動画(Facebookページより引用)

https://www.facebook.com/dpquand/videos/343747752834823/

☆和訳☆

あなたは急いでいて、メトロに乗りたい。

(改札のエラー音)・・・このような事がなければね。

パリのメトロに乗るための定期券には、「Passe Navigo(パス・ナヴィゴ)」と呼ばれるカードがあります。

紫色のプラスチック面にタッチして提示します。

あなたのカードが適正だったら「ディーン」と鳴って通れます。

でもカードが無効だったら「ブーっ」・・・通れません。

ともかく、15年前からこの音を発明した人が必ずいるわけだと思うわけです。

さてその人物を探しました。そして・・・・

Bernard:「こんにちは、Bernard Delageです。Passe Navigoの音を製作したのは私です。」

Bernard Delageは1949年1月24日、フランスの中央あたりのどこか・Eguzonに生まれました。

彼は子供時代を”苦しみの装備一式”シャツ・短パン・靴下という格好で過ごしました。

そして25歳、彼は建築家・そして音響技術者になります。

30年後、2000年の初めごろ・・・

RATP(Régie autonome des transports parisiens=パリ交通公団)は、ベルナールにPasse Navigoの新しい音を作らないかと提案するために電話をかけます。

当時の何気ない会話の様子を再現してみましょう。

「うんうん・・・ハハハハ」

ベルナールは快諾し、とても有名な現代音楽作曲家Christian Zanesiを起用。

彼らはたくさんのヴァージョンを提案し、その結果2003年・・・

「Ding」と「Dong」、この音で全員が合意しました。

ではまず、なぜ他の音でなくこの「Ding」なのか?

この音は「Ouiiiiiii(通っていいですよ)」と言っているのです。

「Ding=Ouiiiiii(ウィ~~~)」の音に似ているというだけではありません。

「Oui」を他の言語で言った場合でも、

「Si(イタリア語)」、「Sim(ポルトガル語)」、「Yes(英語)」、「Ja(ドイツ語)」

音は通ずるものがあるのです。

「Dong」の音も同じく、「Non(フランス語)」、「No(英語)」、「NaO(ポルトガル語)」などに含まれる「O(オー)」。

Bernard:「この音は、誰かがナイトクラブで『ムッシュー、あなたは入れません』と言っている。

『おいおい入るな!』って、いかついスーツを着た人が野太い声でね。」

ベルナールはそれだけでとどまったわけではありません。

パリのメトロ内での駅名放送のアイディアを産み出したのも彼なのです。

1回目に読み上げるときは疑問のように「シャンゼリゼ・クレモンソー?」、

そして2回目は答えのように「シャンゼリゼ・クレモンソー。」と発音されるのです。

2002年に駅名を録音した最初の人物はフランス人女優、Vanda Benesです。

さて、実際どんな風に言うのか知るため、彼女に会ってきました。

・・・・・・・・(Vanda Benesの実際の音声をお聞きください)

15年後・・・、Passe Navigoの音と駅名放送は今なお毎日パリジャンの耳に鳴り響いています。

ベルナールは昨年定年退職しましたが、今でも自身の作品をモノマネするのがとても得意です。

・・・・・・・・(ベルナールによるモノマネをお楽しみください)

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Navigoのタッチ音に意味があったとは驚きではないでしょうか?

それに、メトロ内の駅名放送のイントネーションにもこんな秘密が隠されていたとは・・・。

皆さん、パリへ行ってメトロに乗ったらちょっとこの動画のエピソードを思い出しながら車内放送を聴いてみてはいかがでしょう?

もちろん、スリには気を付けながら・・・・!

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